主な研究内容
気候変動・大気質変動に関わる対流圏・成層圏大気化学成分の計測技術・モデリング手法の開発、統合的な野外観測による現象の把握や再現・予測により、各種化学物質の排出・輸送・化学過程や変動要因・機構の解明を行うとともに、海洋や陸域との化学的交換・相互作用の理解を深めます。
研究テーマ例
- 地上リモートセンシングによる大気組成成分の観測
- 民間旅客機によるグローバルNOx観測データの解析
- 研究船や貨物船によるオゾン等の大気観測と長期変動の解析
- 全球化学輸送モデルによるCO2やNOxのシミュレーション
- 日本のCO2・NOx排出の経年および年々変化の観測的解析
- 日本の都市におけるCO2・NOxの排出インベントリの構築
- グリーンランド氷床コア中のブラックカーボンの分析
- 船舶による海洋起源有機化合物の観測と環境影響・全球収支の解析
スキルとしては、観測装置の製作、大気化学モデルの製作、Pythonなどによるデータ解析があります。
地上観測所、船舶、航空機などのフィールドワークの経験も可能です。