衛星地球観測

Earth Observation Satellites

衛星地球観測

Project

南米地域での地上大気観測網を国際協力の下で整備

南米地域での地上大気観測網を国際協力の下で整備
青丸がアルゼンチン、リオ・ガジェゴスの位置(南緯52度、西経69度)。緯度の範囲は南緯30度から90度

2012年から開始したJSTとJICAのSATREPS(地球規模課題対応国際科学技術協力)プログラムにおいて、2013年から2017年まで5年計画でチリおよびアルゼンチンとの国際共同プロジェクト、SAVER-Netプロジェクトを実施しました。このプロジェクトでは、先端的観測施設の空白域である南米地域での地上大気観測網、特にオゾン・紫外線およびエアロゾルの観測網を国際協力の下で整備しました。
このうち、私たちは成層圏オゾンに関する研究に参画しました。南米南端部に位置するリオ・ガジェゴスの南部、パタゴニア大気観測所(OAPA)で差分吸収ライダー(DIAL)、ミリ波分光計、ブリューワー分光計、オゾンゾンデ等を用いたモニター観測を行うとともにオゾンホールの崩壊時期に集中キャンペーン観測を行い、極渦内外および境界領域におけるオゾンの鉛直分布の変動の様子を捉えました。

プロジェクト概要 [JST website]外部サイトへ移動します